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VMware | 97135

vSAN ReadyNode™ で変更できるものとできないものについて

Last update date:

3/24/2024

Affected products:

vSAN

Affected releases:

No affected releases provided.

Fixed releases:

No fixed releases provided.

Description:

Purpose

免責事項:これは英文の記事「What You Can (and Cannot) Change in a vSAN ReadyNode™ (52084) 」 の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新の内容については、英語版の記事を参照してください。 概要 vSAN はハイパーコンバージドインフラストラクチャ (HCI) 市場を席巻しています。 現在7,000社以上の顧客が、ハイパーコンバージドインフラストラクチャ (HCI) の主要製品としての地位を認め、数千のデプロイメントで vSAN を採用しています。vSAN ソフトウェアの消費モデルの一つに ReadyNodes があり、今日では世界中の OEM パートナーの中で200以上の ReadyNodes が vSAN VCG に掲載されています。 vSAN ReadyNodesとは何か? vSAN ReadyNode は、すべての主要なサーバ ベンダーから入手可能な x86 サーバで、VMware Hyper-Converged Infrastructure Software 用に事前に構成、テスト、認定されています。各 ReadyNode™ は、vSAN 用に最適に構成され、必要な量の CPU、メモリ、HDD、ネットワーク、I/O コントローラおよびストレージ(SSD、HDD、フラッシュデバイス)を備えています。vSAN の VMware 互換性ガイド(VCG)にリストされている各 ReadyNode™ には SKU があります。この SKU を OEM パートナーのシステム構成ツールに入力すると、"柔軟性"のある部品表(BOM) が生成されます。現場の担当者、パートナー、ユーザーから「ReadyNode™ の BOM は変更できますか」という問い合わせを頻繁にいただきます。(たとえば、BOM にリストされているものとは別のキャパシティ層のデバイスを使用したり、BOM にリストされているものよりも高性能のプロセッサを使用できるか、という質問です)。これらの質問に対する回答は「はい」です。ただし、vSAN ReadyNode™ BOM には変更できるものとできないものがあります。

Resolution

ReadyNode™ で変更できるものについてのガイドラインを提供するために、2 段階のアプローチを取っています。 vSAN ReadyNode™ BOM 内で変更可能なものについては、ユーザー、パートナーおよび現場の担当者向けに公式の vSAN VMware 互換性ガイドにリンクされているこの記事を通じてガイダンスを記載します。次に、ユーザー、パートナー、および現場担当者が変更された構成を自動的に選択し、vSAN の VMware 互換性ガイドのサポート対象のコンポーネントのリストから vSAN ReadyNode™ BOM をランタイムで作成できるツールを構築します。 この記事では、最初のアプローチである「ツール構築の基本ガイダンス」についての概要を記載します。はじめに vSAN VCG 内の vSAN ReadyNode™ BOM の例を以下に示します。 vSAN ReadyNode™ BOM の例 vSAN ReadyNode™ BOM のコンポーネントについては、いくつかのガイドラインに基づいてそのほとんどを変更することができます。それらのガイドラインを以下に示します。 メモリ:リストされているよりも多くのメモリを追加することがサポートされています。可能な限りバランスのとれたメモリ搭載量の構成を維持してください。 vSAN ReadyNode™ BOM 内で許容可能な変更 参考として キャッシュ層のガイドラインおよび起動デバイスを参照してください。このように、vSAN ReadyNode™ BOM には十分な柔軟性があり、vSAN VCG または vSphere VCG にコンポーネントがリストされていれば、変更を適用させることができます。ストレージ サブシステムの項目について言及する前に、特筆すべき点として、各 ReadyNode™ サーバ プラットフォームは、「標準 x86 サーバ プラットフォーム」上に構築されていることが挙げられます。この「標準 x86 サーバ プラットフォーム」は ESXi (vSphere) certified である必要があります。これは、ReadyNode™ リストに列挙するための前提条件です。この考え方をさらに発展させ、vSAN ReadyNode™ BOM のストレージ サブシステムの柔軟性について以下のように強調しておきます。 vSAN ReadyNode™ BOM のストレージサブシステムで許容される変更 注:コンポーネントを変更すると、ReadyNode™ のパフォーマンス特性が変化する場合があります。 最後に、いくつかの領域における疑問の解決に役立つ FAQ を記載します。 vSAN ReadyNode™ ストレージ コンポーネントに関する FAQ: Q:キャッシュ層とキャパシティ層ドライブの vSAN ReadyNode™ BOM に別のメーカーとモデルの製品を選択できますか。 はい。同程度以上のパフォーマンスと耐久性クラスを備えた新しいドライブを選択できます。ドライブは、認定され vSAN の VMware 互換性ガイドおよび OEM にリストされている必要があります。キャッシュとキャパシティ ディスクの耐久性とパフォーマンス クラスの要件については、『vSAN Hardware Quick Reference Guide』を参照してください。 Q:vSAN ReadyNode™ のキャパシティ層で HDD を SSD に交換することはできますか。 いいえ。vSAN ReadyNode™ プロファイルは AF または HY のどちらかを対象としています。組み合わせて使用することはできません。 Q:ReadyNode™ にリストされていない別の I/O コントローラを使用できないのはなぜですか。 I/O コントローラは、vSAN ReadyNode™ プロファイルのパフォーマンス ガイドラインの主要コンポーネントの 1 つです。システムで認定される前に、I/O コントローラに対する広範なパフォーマンス テストを実行しています。 I/O コントローラは基盤となるストレージ サブシステムへのプッシュダウン可能な I/O の数を詳しく定義しており、vSAN で認定されていない標準以下のコントローラを使用すると、パフォーマンス、さらには可用性の問題が発生する可能性があります。 Q:構成を変更することで、下位の vSAN ReadyNode™ プロファイルから上位のプロファイルに移行できますか。 はい、IOPS とキャパシティのニーズに基づいて上位の構成に移行することができます。このガイダンスは、主に vSAN ReadyNode™ 内での柔軟性の構築を支援することを目的としています。vSAN ReadyNode™ configuratorは、入力が最小限で済む軽量ツールです。 BOMのカスタマイズは、vSANサイザーの一部になります。タイムラインについては、vSAN PM(vsan-hcl@vmware.com)にお問い合わせください。 Q:起動デバイスの認定が必要ですか。 vSAN 固有の起動デバイスを認定する必要はありません。 「vSphere SSD and Flash Device Support (2145210)」のガイドラインを実行してください。 Q:ReadyNode™ BOM では NIC を認定する必要がありますか。 vSAN には個別の NIC 認定は必要ありません。vSAN ReadyNode™ BOM には、IOVP 認定を受けた NIC カードが使用されます。 Q:ドライブを増設するには、エキスパンダを使用しますか。それとも新しいコントローラを追加しますか。 場合によります。ワークロードが高密度のストレージ構成を必要とする場合は、エキスパンダを使用することをお勧めします。エキスパンダに対してテストを行ったドライブの数を超えて、パフォーマンスまたはキャパシティがワークロードで必要となる場合は、認定されたコントローラを追加し、そのコントローラの背後にディスク グループを構成すると良いでしょう。 例:P440 コントローラが最大 16 台のドライブをテストして認定したとします。最大 24 台のドライブを構成する必要がある場合は、エキスパンダを超えて 16 台のドライブを追加し、ディスク グループを追加することにより、新たに認定されたコントローラを超えて 8 台 (1 + 7) のドライブを追加することができます。これにより、追加のストレージが提供され ReadyNode のパフォーマンスが向上します。 また、一部のシステムはオンボード エキスパンダで構築されています。その場合、追加のエキスパンダを使用する必要はありませんが、このような場合ではコントローラを追加してパフォーマンスを向上させることができます。 エキスパンダは ReadyNode でのみサポートされます。vSAN を独自で構築する (BYO) 場合は、エキスパンダはサポートされません。 Q:vSAN に M.2 デバイスを使用できますか。 このデバイスは、vSAN 環境でのミラーリングされた起動デバイス構成として多くの注目を集めています。現時点ではミラーリングされた M.2 は RAID 1 モードのコントローラ(vSAN データストアに使用されるプライマリ コントローラとは異なります)に接続された起動デバイスとして使用することをお勧めします。 また、起動デバイス以外に、ログ、追跡、コア ダンプなどの機能をもつ、高可用性で自己完結型のストレージとしても使用できます。 ベスト プラクティスとして、ミラーリングされた M.2 を、背後に vSAN データストアがあるコントローラとは別のコントローラの背後に置くことをお勧めします。 今後は、このフォーム ファクタを他の領域でも検討していきます。 Q:「メモリの追加が許可される」とは、何が変わることを意味するのですか。 次の変更を行うことができます。 ReadyNode™ にリストされている以上のメモリを配置できますメモリ要件に合わせて、異なる DIMM サイズ(16 GB、32 GB など…)を選択できますBOM にリストされているものとは異なるメモリ周波数を選択できます 一部のアプリケーションはメモリを多く使用するため、仕様を厳密に満たす必要があることにご注意ください。このような場合、アプリケーションの所有者は正確な要件を特定する必要があります。通常、ユーザーは上記に述べた変更を行うことができ、プロファイルに属するために追加の認定や新しく ReadyNode リストを作成する必要はありません。 Q:ReadyNode™ で 512n HDD デバイスと 512e HDD デバイスをスワップすることはできますか。 はい、できます。ReadyNode™ に 512e がリストされ、512n とスワップされる場合、ワークロードに基づいてパフォーマンスが向上することが期待されます。ただし、512n を 512e HDD ドライブとスワップすると、特に小さなブロック サイズのワークロードではパフォーマンスが低下する可能性があります。 Q:- vSAN Secure-wipe 対応の ReadyNode™ とは何ですか。 vSAN Secure-wipe 対応の ReadyNode™ とは、コンポーネント(IO コントローラ、エキスパンダ、SAS/SATA/NVMe SSD ドライブ)がディスク消去機能に認定されている ReadyNode™ です。 Q:- Secure-wipe 対応の BYO シナリオをサポートしますか。いいえ、vSAN Secure-Wipe の機能は BYO シナリオではサポートされていません。 vSAN ハードウェアに関するご質問は、vSAN のハードウェア PM vsan-hcl@vmware.com までお問い合わせください。 vSAN の詳細については、「VMware vSAN」を参照してください。

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